卒業生インタビューvol.4

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それはまるでドラマのような人生!

「娘様の出産時に妻が亡くなった」夫と、「心労がたたって夫が急逝した」妻。互いに波乱に満ちた人生を経てきたお二人。

男性:65歳・神戸市在住・死別
シャイで無口ですが、実際は少し人見知りなだけで、本当はとても優しい方。メールもマメで、思いやりがある信頼できる方です。

女性:64歳:神戸市在住・離別
九州生まれの情に厚く尽くすタイプ。責任感が強く何事にも一生懸命取り組まれながらも笑顔を絶やさない女性です

娘様の出産時に、前の奥様が他界。

 娘様の出産時に前の奥様が亡くなってしまったご主人のY様。ご両親の手を借りながら男手ひとつで娘様を育ててこられました。
「娘がまだ小さかったので、早く嫁を貰えと周りから言われてたのですが、仕事も忙しくて、また途中で阪神淡路大震災もあり、なかなかそんな気分になれませんでした」。

 その後、娘様も成人。仕事の量をセーブしたいと思い長年勤めた会社を早期退職後、ご両親が立て続けにご他界。色々なことが起こったことで、(これからの自分の人生をちゃんと考えないといけない。)そう思っていた時に、フリーペーパーに掲載されていた森羅倶楽部の広告を見かけられたそうです。
「旅行や飲みに行ける友だちが出来れば良いなと思い入会しました」。

 祖父母を亡くした後の一人娘様のこともあり、当初は彼女や結婚相手ではなく、女性の友だちが欲しいという感覚だったようです。

会社経営者のご主人が急逝。

 会社を経営されていた前のご主人でしたが、心労がたたって急逝。その後、二人のお子様を育てるため長年仕事を掛け持ちして、働き詰めだった奥様。その後、二人のお子様も就職や結婚で家を出て行かれ、独りになられた奥様の将来を心配したお姉様が、森羅倶楽部をネットで見つけて、連絡してこられたのがご入会のきっかけでした。

「夫が亡くなってから、自分のことなんて二の次。子どもを育て上げることしか考えていませんでした。姉の勧めもあって森羅倶楽部に行きましたが、最初はこんなところに来て本当に良いのだろうかと思ってしまいました」。

 最初戸惑いもあり、涙を流されていた奥様でしたが、アドバイザーの話をお聞きになられているうちに少しずつ元気になってこられ、ご入会を決めてくださいました。

奥様への初めてのご紹介者。

 ご主人はご入会後、なかなかお出会いに繋がりませんでしたが、アドバイザーの助言でプロフィールカードの写真を、きちんとネクタイを締めたスーツ姿のものに変更。それが功を奏したのか、お会いできる数は増えていきました。

 お会いした方々とは、食事に行ったり飲みに行ったりドライブに行ったりと、一度や二度ではお相手のことが分からないので何度かお会いするよう努められていたようです。

 ご主人がご入会して一年後に奥様がご入会。共に、毎月異性のご紹介があるコースでご活動されていました。お二人の出会いのきっかけは、ご主人の元に奥様のプロフィールカードが届いたこと。奥様のプロフィールカードを見たご主人は、「写真の顔が疲れているように見えたんですが、会ってみないと分からないのでお申し込みしました」。

 奥様は、「とりあえずどなたでも会おう。ただ出来れば年上で離婚ではなく、自分と同じ死別の方が良いと思っていました」。
 そして奥様にとっての初めてのお引き合わせ相手がご主人だったのです。そして、その出会いが運命的なものだったとは当時の二人は知る由もありません。

この人と、結婚したい!

 お引き合わせをした後、サロンを出ると、ちょうどお昼どきだったので、ご主人は奥様を自然派食材のレストランに連れて行かれたそうです。
「本当に子育てに追われて、オシャレもできず、ランチなど殆どすることもなかったので、こんなところに連れてきてもらって、とても嬉しくて感動しました!」。

 という奥様の言葉にご主人は、「普通の店に連れてきただけで、こんなに喜んでもらって、逆に申し訳ないと思いました」。

 お引き合わせ当日から、お互いに好印象を持たれたようです。中でも奥様は「Yさんが、前妻を亡くされ、その後二十七年間ずっと一人だと聞き、この人を支えたいと母性本能が目覚めました(笑)」と。
 最初のお引き合わせで会われた後、森羅倶楽部のアドバイザーに「もう他の方の紹介は必要ありません」とご報告された奥様。
「この方と結婚したい!」とその日に思われたようです。

順調に見えた交際だったが、

 お付き合いが始まってから、それまであまり出掛けたことのなかった奥様を、ご主人は色々な場所に連れて行かれたようです。
「休みの日には必ずどこかに連れて行ってくれました。鳴門のうず潮なんて生きている間に見れるとは思っていませんでした(笑)。その他、温泉旅行にも2ヶ月に一度は連れて行ってくれていました」。

 森羅倶楽部の遠足イベントにもお二人でよく出られていました。と順調に見えるお二人の交際ですが、実はそう簡単にはいかなかったのです・・・。

早く一緒になりたい妻と、娘様を気遣う夫。

 「森羅倶楽部の活動を通じて、今後の人生を共に歩みたいと思える方と出会えた」。ご主人は意を決して、そう娘様に伝えました。母を知らず父に頼ってきた娘様です。父親の幸せや結婚自体を反対している訳ではありませんでしたが、簡単に受け入れられるはずもありませんでした。そして、ご主人は娘様を悲しませる事だけはできないと思い、じっくりと時間を掛けていこうと改めて思ったといいます。

 一方、奥様は、娘様を思うご主人の気持ちも分かる。けれど、できるだけ早く一緒に暮らしたいし、結婚したいという思いも募る・・・。
「娘さんが私と一緒に暮らすのが無理だと言っていると聞いて、もうダメだな、お付き合いを辞めよう、そう思いました」。

別れると言ったら猛反対。

「もう別れようと思っている、そう森羅倶楽部のアドバイザーの方にお伝えしました。すると、『彼ほど、C様にお似合いの人は居ないですよ。絶対彼を手放したらダメです!』。そう言われました。友人に相談したら、そんな面倒臭い人は辞めておけと言われたんですが・・・、今となっては、その友人の意見を聞かなかくて良かったです(笑)」。

 そしてお二人は遺族年金の問題もあり、別居のまま65歳を前にご入籍。 その後、娘様自ら一人暮らしを始められたことをきっかけに、奥様は仕事を退職されご主人と同居をスタートされました。同居はほんのつい最近のことでした。

「色々ありましたが、今は本当に幸せです」と奥様。

 前のご主人とは大恋愛で結婚して、もう再婚もしないし恋もしないと長年思っていたようですが、「再婚した今、毎日ときめいています」。と、本当にお幸せそうです。
「まだ六十歳を越えたばかりだから、あと二十年、新婚のままで行きたいし、ずっとニコニコして暮らしたいです!」とも。

 ご主人は、「会う機会があればどんどん会わないと損ですね。ひょうたんから駒という言葉もありますし。とにかく、こんな自分でも出会いの機会を得られたことに感謝しかありません」。

 それぞれ波瀾万丈の人生だったお二人ですが、今は本当に幸せそうです。いつまでもお幸せに。


お二人で色々な所に出掛けていらっしゃいます。

FROM STAFF

亡き奥様の忘れ形見の娘様を本当に大切にしていらっしゃったT様。見た目はこわもてですが実はとても優しく、ご結婚される女性はお幸せだろうなと常々思っておりました。対するC様は天真爛漫で感情が豊かな方。ご入籍まで山あり谷あり、時には落ち込まれる事もありましたが、出会いから3年近く経った今でも「こんなに大切にしてくれる人はいない」とご主人に感謝されています。これからお二人で、第二の人生を精一杯楽しんでいただきたいです。