孤独ということ。

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森羅倶楽部のサービスが目指すところ

昨年のクリスマスの頃、初めて聞いた言葉がありました。「クリぼっち」。

こんな言葉が出てきたということは、望むと望まざると、クリスマスを一人で過ごす人が多いということなのでしょう。

ひと昔前なら、クリスマスを一人で過ごすなんて恥ずかしくて言えなかったですし、バブルの頃なんて、高級レストランで食事して、高級ホテルを予約して、ティファニーやカルティエの指輪を渡すのが普通みたいな感じでした。

ちなみに私はクリスマスに高級ホテルを予約したことなど一度もありません(ティファニーでプレゼントを買ったことはありますが・・・)。

結婚をしない方や、離婚される方などが増え、「おひとり様」という言葉もすっかり定着した最近ですが、人間として生まれた以上、どんな方でもやはり孤独ということは辛く避けたいことだと思います。

ところで、罪を犯し刑務所に入って、さらにトラブルを起こすと「独居房」に入れられます。隔離によって自己の内面と向き合い、更生を促すのが目的でありますが、要するに一人で孤独にすることが大きな罰だと言うことなのです。死刑の次に厳しい罰が、孤独にさせるということなのです。

ドイツの哲学者ショーペンハウアーの言葉でこんなものがあります。

「人間の社交本能も、その根本は何も直接的な本能ではない。つまり、社交を愛するからではなく、孤独が恐ろしいからである。」

本能的に孤独を避けようとしているでしょうし、人として生まれてきた以上、どんなに煩わしくとも(私自身も初めての人が苦手な超人見知りです)、誰かと関わっていくことこそが人生の醍醐味なのだと思います。

いずれにせよ、「おひとり様」が楽しめるような企画や、様々な出会いが生まれるようなサービスを実施していくのが私たちの使命です。とにかく人生を(今を)楽しんで行きましょう。