今だけ、ここだけ。
昔から本が好きでよく読む方なのですが、昨年一年間に読んだ本はなんと!96冊にもなりました。
例年の読書数に比べておよそ倍増しました。
暇だったの?いや違います。
ではなぜそんなに増えたのか。本を買わずに図書館で借りるようにしたのです。
図書館で借ると返却まで二週間です。
するとその間に読み終えようと、急いで読むようになった。
それが倍増の理由です。
ところで、神戸の方で異人館に行ったことのある方はどれ位おられるでしょうか?
また、大阪の方で通天閣に登ったことのある方は?京都の方の場合は、京都タワーでしょうか?登ったことありますか?
神戸出身の私ですが、異人館には高校生の頃にデートで一度だけ行ったことがあります。
それ以降は行ったことがありませんね。
何の話かというと人間のモチベーションの話です。
図書館で借りた「今しか読む機会がない」本は優先順位が上がって、締切までになんとか読み切ろうと意識も高まり、時間を作って読むようになります。
逆に買った本は「いつでも読める」本です。
すると後回しになって積読本となっていきます。
案の定、家でも三十冊ほどの本が積まれています。
観光スポットでも、地元だと「いつでも行ける」と思ってなかなか行かないということはありませんか?(もちろん観光スポットとしての魅力の有無という理由も大きいでしょうが)。
こんな言葉があります。
「人が動くポイントは、今だけ、ここだけ、あなただけ」。人は限定モノに弱く、期限が決められるとその中で行動しようとするのです。
これはどちらかというとモノやサービスを提供する企業側が意識すべきポイントなのですが、個人の方でも活用できると思うのです。
「出来るのは今だけ」「やれるのはここだけ」「この機会は自分だけのもの」と意識すれば、行動意欲も変わり、貴重な時間を有効に使えるのではないかと思います。
人生100年時代と言っても、過ぎ去ってしまえばあっという間。やれることをやって例えうまくいなくても、やらないで後悔するよりは良いと思うのです。
ちなみに、去年読んだ96冊の中で、オススメの本は以下です。
*あと4冊で100冊到達だったんですが、年末飲み会が多くて残念ながら未達成となりました・・・
★印象に残った本:
・お金2.0/佐藤航陽
・捨てられる銀行/橋本卓典
・最終知識/積哲夫
★おもしろかった本:
・日本書紀塗り替えられた古代史の謎/関裕二
・大往生したけりゃ医療とかかわるな/中村仁一
・臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」/木内鶴彦
★オススメの本:
・明治維新の正体/鈴木壮一
・「学力」の経済学/中室牧子
・神は背番号に宿る/佐々木健一
★年間ベスト3
・宿命の子/高山文彦
・全裸監督/本橋信宏
・健康診断は受けてはいけない/近藤誠