有吉弘行に学ぶ。

 「ロンドンハーツ」という番組があります。ロンドンブーツ1号2号がMCをしている番組です。

 その番組の企画で、「かわいがっている後輩芸人に自分はちゃんと慕われているのかを調べる」というものがあります。ちょっとややこしいのですが、スタジオに集まった芸人たちが、普段可愛がっている後輩十名を発表。名前が挙がった後輩たちに、「あなたが慕っている先輩芸人は誰?」というアンケートを書かせることで、先輩と後輩が本当に”相思相愛”かを検証するという企画です。

 結果を見ると、先輩芸人の気持ちとは裏腹に、後輩芸人はその先輩をさほど慕っていなかったりします。先輩芸人が自信持って「彼なら(自分を)1位にしてくれるはず!」と名前を挙げた後輩芸人が、自分以外の芸人の名を上位に上げたりすると、「自分はあれだけ可愛がっているのに、なんでやねん!」となる訳です。

 その中で様々な後輩芸人から、慕っている先輩芸人として何度も名前が挙がっていたのが、番組にゲスト出演していた有吉弘行だったのです。彼は普段毒舌が売りで、あまり後輩を可愛がるというイメージはありません。しかし、何人もの芸人が彼の名を挙げていました。そして、後輩芸人たちが有吉を挙げたのはこんな理由からでした。

「僕の話をよく聞いてくれるんです。」「出てる番組をチェックしてくれて、いつも褒めてくれるんです。」「僕の話でよく笑ってくれるんです。」云々・・・。

 人は結局、自分に興味を持ってくれる人が好きなんです。有吉の慕われている理由を聞いて改めてそう思いました。先輩後輩もそうでしょうが、特に男女間ではそう言えるかもしれません。

 森羅倶楽部でも時折、お会いされたお相手に対して、「自分のことばかり話されつまらなかった」という苦言を頂くことがあります。相手に興味を持てば、きっと相手に色々と聞きたくなるはずです。つい自分の話をしてしまいがち方は、自分を分かってもらう前に、一度聞き役に徹してみてはいかがでしょうか。相手からの印象はきっと効果的に変わるはずです。