未婚化および非婚化は、
若者の草食化が原因ではない。
前回も学生時代に好きになった人の割合について書いたと思います。
学年にいったい何人の異性がいて、その中に好きになった人が何人いたかという話です。
丙午生まれの私でも、ひと学年9クラスはありましたから、異性の数は180名です。
三学年合わせると500人超えです。
しかしそのうち好きになる異性の数なんてたかだか数人。
その確率はかなり低くなります。
向こうから告白されたら付き合ってもよい、というのならもう少し確率は上がるかもしれませんが、でもしれてるでしょう。
要するに、そういう人と出会うのはそもそも難しいという話です。
先日読んだコラムにも興味深いことが書いてありました。
最近、若者の恋愛離れが進み独身が増えているというのは嘘だ!という内容でした。
そこに掲載されていたのは、30年前から恋人がいる率が変わらないという数値データでした。
確かに、先ほどの学生時代の話にも通じるのですが、たとえば高校時代、クラスの中で女子と付き合っていた男子の比率なんてせいぜい多くて3割程度ではなかったでしょうか。
つまり、恋愛していた男女はせいぜい3割であって、残りの7割は恋愛無縁者だったということです。
また、恋愛強者による「時間差一夫多妻制(離婚した男性が初婚女性と再婚するということ)」が進み、自力で恋愛結婚している層(出生動向基本調査の「夫婦の知り合ったきっかけ」の中から「お見合い・結婚相談所」と「職場での出会い」を除いたもの)はほぼ減っていないので、要するに未婚化および非婚化が進んでいるのは、決して若者が草食化したからではないということです。
ではなぜ婚姻数が減ったのか。その答えは、お見合いと職場婚という社会的な結婚お膳立てシステムが崩壊したからだと、そのコラムでは結論づけていました。
ということは、これまでのお見合いや職場婚の役割を担うのは「お見合い・結婚相談所」ということになるのでしょうね。
SHINRA CLUBでも、アドバイザーによる異性の紹介をメインに行っていますが、実はこの紹介方法は、以外と良い相手と巡り合う確率が高いのです。
ですから、少しでも気になる方がいれば、一度アドバイザーに意見を求めてから会う会わないを決めるのも良い手だと思いますよ。