六甲全山縦走に挑む。
須磨浦公園を起点に、六甲の山々の尾根を歩き宝塚までを走破する「六甲全山縦走」というイベントがあります。
今年5月に森羅倶楽部のイベントでも、「須磨アルプス登山」を実施しました。
「六甲全山縦走」と同じコースを歩き、途中コースを外れ板宿に降りるルートでした。その距離7.5km。
それだけでもなかなかハードなのですが、「六甲全山縦走」はなんと、その約7.5倍の56kmもの山道を歩きます。
先日、その縦走にチャレンジしてきました。
結論から言うと最後まで走破できずにリタイアしてしまいました。リタイアしたのは六甲山頂の40km地点。
リタイアの理由はタイムアップでした。途中3つほどチェックポイントがあり、決められた時間に通過する必要があるのですが、最後のチェックポイントへの到着が間に合わなかったのです。
実は一緒に行っていた友人が途中で倒れてしまい、救急車で運ばれたため病院に付き添っていました。無事が確認できた二時間後に一人でコースに復帰したのですが、やはり規定時刻に間に合いませんでした。
公式記録とはならないまでも、最後まで行くという選択肢があったのですが、結局断念しました。
膝と太股がボロボロだったため、六甲山頂から宝塚までの下りに耐えられるかという懸念に、真っ暗闇で他に同行者がいなかったため、もし何かあったらどうしようもなくなる、というのが断念した理由でした。
一昨年に自転車で琵琶湖一周(ビワイチ)した時も、富士山登山をした時も、同様に感じたのですが、こういう遠い道のりを進む時には、人生に置き換えていろいろと考えてしまいます。
一時は足が全く動かなくなり、途中で何度も諦めようと思った程、本当に本当に辛く、ビワイチや富士山より数倍辛かった道のり。
でも行こうと決めたのは他の誰でもない自分。
つまり、ゴール(人生の目的)を分かった上でスタートし(生まれてき)ている。
辛いのは当たり前。それを乗り越えるためにこそ、この道程(人生)があるのだと・・・。
友人の途中リタイアもある意味必然。
辛すぎて辛すぎて、朦朧となりながらそんなことを考えていた六甲縦走でした。
もちろん来年リベンジいたします!