健康診断を受けない理由。
新型コロナウイルスの影響が凄いです。オイルショックを思い出させるトイレットペーパー騒動なども起きています(老いるショックだけで充分です)。
主催しているイベントも中止にしましたし、市から受託しているイベントも中止になりました。いつも通っているジムも休業中です。
個人的には騒ぎ過ぎのように思います。コロナウイルスによる死亡者は3/2時点で12名(感染者は961名)。
しかし、日本では毎年推定約1000万人がインフルエンザに罹り、そのうち約1万人がインフルエンザが原因で亡くなっています(厚労省サイトより)。
しかも亡くなっているのはいずれも高齢者の方ばかり。これでもコロナだけが特別なのでしょうか。エボラ出血熱のように致死率平均70%以上なら分かりますが・・・。
また、街中でマスクが品薄となっているようです。しかし、WHO(世界保健機関)は「症状のない人は、公共の場でマスクをする必要はありません」と発表しています。
フランス・パリに出張中の知人は、「電車内やエレベーターでひとりマスクしてたら、みんな私を見て笑う」とFBで嘆いてましたが、当然のことです。
同じような話で健康診断やガン検診の話があります。これを言うと引く人が多いのですが、私は健康診断をここ10年程受けていません。理由は明確です。逆説的ですが少しでも(苦しまずに)長生きしたいからです。
多くの日本人は「健康のため」職場の健診や人間ドックを受診していますが欧米には健診を受けるという制度がありません。
「健康になる」「寿命を伸ばす」という効果を示すデータが存在しないからです。それどころか健診で、「早く見つけるほど、早く死にやすい」と言われています。過剰な医療介入のきっかけとなり、結局は寿命を縮めているからです。
よく例えてお話しするのですが、財政破綻した夕張市は破綻後にガン検診を辞めてしまいました。すると、ガンで亡くなる方は増えたどころか減ったのです。
また、長野県泰阜村は、日本で早くに胃がんの集団検診を導入した村です。しかし、健診を受けた後に胃がんで死亡するケースが相次ぎ、集団検診をやめさせたら、診断前より胃がん死亡者は減ったのです。
メタボ健診も嘘だと言われています。実は痩せている人の死亡率は意外に高く、「ちょい肥満の方」の死亡率が最も低いのだとか。
これらの話を押しつけるつもりもありませんし、鵜呑みにする必要もありません。ただ言いたいのは、溢れる様々な情報を、自分なりに精査し実践することが大切だと思うのです。
コロナの件も、いま重要なのは、右往左往せず抵抗力を強めるよう取り組むことしかありません。
よく寝て、よく笑い、楽しい仲間と、おいしいものやお酒を楽しむ。それが最も抵抗力を強める方法なのではないでしょうか。