見えないことに目を向ける。

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見えないことに目を向ける。


見えないこと、を考えると、なぜか、「箱の中に閉じ込めた猫が死んだか、死んでいないかを考える」という、シュレディンガーの猫という思考実験を思い出しました。


 

私は昔からよく飲みに行く方です。

ただ、特別にお酒が好きという訳ではないのと、意外と人見知りなので、一人で飲みに行くことは殆どなく、仕事絡みの接待などもしないので、気心知れた人たちとの飲みの場が好きなのでよく行くのです。

最近はコロナですっかり機会が減りましたが、それでも行く人とは行くし、店が開いてないならオフィス飲み会をしたりしていました。そういう意味でも、コロナでお付き合いする人が二極化しましたし、コロナになってから飲みに行ける人の方が、自分の価値観にも合っているんだろうから、行けない人とわざわざ行かなくてもいいやって思うようになりました。

それはいいとして、飲みに行った時の様子をSNSでよく投稿するからでしょうか。昔からよく、「毎日飲みに行ってるの?」とか「一人でよく行ってるね」とか言われるのですが、実際は、さっきも書いた通り一人で行くことは殆どなく、行っても一人客のオジさんばかりの店か、店主と顔馴染みの店で、それでも3ヶ月に一度も一人では行ってません。

また、飲みに行く回数が確かに少ないとは言いませんが、「今年はホントに飲み会が多かったな」と自分で思った年でも、ちゃんと数えて平均してみると、週に二日も飲みに行ってませんでした。(正確には4.28日に一度でした!)

これでも「毎日飲みに行ってるし、一人で行ってる」と思われているのはどうなんでしょう(つい最近も先輩に言われました)。

要するに言いたいことは、「見えてるものが全てではないし、見えてることに惑わされてはいけない」ということ。自分の飲み会の話だけでも、人はいかに印象操作されやすいかということが分かります。

当クラブでの活動で言うと、プロフィールカードや、イベントでお会いした時の印象で、すぐにお相手を判断してしまうこともあるでしょう。今までの経験から、すぐに結論づけたり、自分に合わないと思ったり・・・。でもやはり、それ以上に見えないこと、見えていないことがたくさんあるはずです。

見えていることだけで、相手のことを決めつけたりすることは、私からすると、とても恐ろしく傲慢で、とても勿体ないことだと思います。

謙虚に見えないものに目を向けてみてください。見えないことを意識してみてください。人も物も情報も、もっと奥行きのある見え方が出来るはずだと思うんです。

私も常日頃、それを心掛けています。