「人間の幸福と健康」を高めるたった1つの方法。
ハーバード大が幸福の要因について調べた研究結果が出た!という記事を読みました。
この研究の凄いところはその追跡期間です。なんと75年もの長期に渡って対象者の幸福度とその要因について調べていったのです。
この長い研究の結論はこうでした。
「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である 」
家柄、学歴、職業、家の環境、年収や老後資金の有無といったことではなく、人間の幸福度、健康と直接的に関係があったのは「人間関係」だったのです。
つまり、「お金持ちになれば幸せ」であるとか、「ステータスの高いパートナーがいれば幸せ」であるとか、「条件に合う相手が見つければ幸せ」とか、そんなことは一切ないということなのです。
友人の人数は関係なく、たった一人でも心から信頼できる人がいるかどうかが重要だという結果だったそうです。
さらに言うと、幸福度を最も高めるのは「ポジティブな友人」だったとか。明るいハッピーな友人がいる人は幸福を感じる傾向にあるという結果になったのです。
一方で、ネガティブな友人がいた場合、友人がいない場合よりも幸福度は下がる傾向も見られたということでした。
研究の結果を考えれば、財産も、恋愛も、肩書きも、ステータスというのは一瞬の間不安を遠ざけるものに過ぎず、人生の最終的な勝ち負けなんていうのはないも同然で、そんなことでは本質的な問題を解決してくれないということですね。
この研究結果では、「人間の幸福と健康」を高めるのは友人の存在と定義していますが、パートナー、伴侶と言い換えてもいいと思います。
「明るいハッピーでポジティブな友人、もしくはパートナー・伴侶」がいれば、幸福が感じられるということですね。
お相手を探す場合、年収や財産、肩書きや年齢などの希望条件だけで会うか会わないかを決めることが多いと思います(もちろんそれも大事ですが)。
でも、この結果を踏まえ、楽しい人かどうかという視点で相手を見てみても、あるいは自分はどうだろうかと振り返ってみるのもいいかもしれません。