自尊心とはいったい何か。
自尊心という言葉を改めて調べてみると「ありのままの自己を尊重し受け入れる気持ちのこと」とありました。
最近、なぜかやたらこの自尊心という言葉が気になっています。
自尊心は自己肯定感と言い換えることもできます。
なぜ気になっているかというと、人はこの自尊心を持ったり自己肯定感を高めていくことがとても大切であると同時に、自己肯定感が低かったりバランスが悪いと、人生とても生きづらくなるんだろうなと感じる場面がここ最近とても多かったからです。
発達障害の方は小さな頃からの経験で自己肯定感が低い傾向にあり、それがまた成人してから大きな影響を生むという話を聞きました。
また、問題行動の多い方の言動を見て、幼い頃に植え付けられた自己肯定感の低さが要因かもしれないなと感じていましたし、実際にそういう話を何度も聞きました。
あるサイトで「自己肯定感が低い人の特徴」として以下の3つが書かれていました。
特徴①:他者と比較する癖がある
特徴②:過去にトラウマがある
特徴③:承認欲求が強く、他者に依存してしまう
自分自身でも、うまくいかないことが続くと、まさに上記のような状態に陥ったり、変えようがない過去を振り返ってしまったりします。
自尊心を失い自己肯定感が低くなっている証左ですね。
また、自身も子どもの頃の嫌な思い出は忘れようにも忘れられませんしね(今でも時々夢に出てきてうなされます)。
つまり、日々の生活の中でも、子どもへの接し方にしても、自尊心(自己肯定感)ってすごく大事だなぁと思い、気になって仕方なくなっているのです。
気になっている要因がもう一つあります。前にもこのコラムで紹介した「流転の海/宮本輝」の中にこの言葉が何度も出てくるのです。
主人公の松阪熊吾が息子にこう言うのです。
「自尊心よりも大切なものを持って生きにゃいけん」
自尊心を持ったり、自己肯定感は高めないといけない。
しかし単にプライドが高いだけだったり、驕ったり自惚れたりしてはいけない、ということでしょうか。
ある意味お相手探しも同じかもしれませんね。
とにかく分かったつもりで生きていってはダメですね。
人生まだまだ勉強です。